top of page

One Kyushuへの取り組み

福岡市は160万都市という大きさにも関わらず、人と人との距離が近く博多祇園山笠や博多どんたくと伝統的祭りや催しが多い。近年では「ミュージックシティ天神」「ブックオカ」など、音楽や書物といった文化を軸としたイベントも根付いている。

これまでしばしば言われてきたことに、「九州はひとつ」とは名ばかりで「九州はひとつひとつ」という状況がある。ポストコロナに九州全体が繋がりあって立ち上がっていくためには、九州の玄関口である福岡の街が先鞭をつけるのが最も相応しい。

輪郭のはっきりした九州には、各地の風土を映す文化、質の高い生産物、歴史ある工芸がある。陶芸や織物、和牛や酒、雄大な姿を見せる阿蘇山や桜島。各地それぞれのプロモーションではなく、九州に散らばる点をつないで線を描き、ストーリーに高めていくための素材は尽きない。先に述べたコンテンツの上位にこれら九州のストーリーを描くことを取り入れ、「九州はひとつ One Kyushu」をつくるキックオフとしていく。

さらにこの社会実験の成果を各県の中心市街地に展開する。

社会実験OneKyushuミュージアム 取り組みへの想い

​コロナ禍に直面した2020年4月、誰も歩いていない街を見たときのショックから生まれました。ネットショッピング、リモートワークの普及で、都心が人の集まる場所であり続けられるのだろうかと危惧を覚えたのです。今こそ都心の役割を再考するために行動を起こす時だと思いました。
九州各地の都心が、九州が持つ工芸や産品や人の魅力を受け容れながら公共空間がいきいきと輝くために、このささやかな社会実験とその結果がきっかけになればと心から願います。

イベントではなく社会実験

実験には課題の設定が不可欠です。そして仮説をたて、実験の目的を設定します。
私たちが考える課題を明確にし、コンセプトを立ち上げることから始めました。

実験には課題の設定が不可欠です。そして仮説をたて、実験の目的を設定します。
私たちが考える課題を明確にし、コンセプトを立ち上げることから始めました。

コンセプトの次に、どんな手法すなわちアプローチがあるのか、そしてそれを実現する具体的なアクションは?を考えるにあたり、誰もやったことがないことに挑戦したいという思いが強くありました。
またイベントではなく実験なので、実行後に振り返って結果を分析することも大切です。
そのプロセスを3年繰り返しながら、都心の公共空間の魅力を向上する方法を探りました。

実験を繰り返すスパイラル

bottom of page